福岡県の花でもある「梅」。
寒気のなかで凜と咲き誇る花はとてもかわいらしくもあります。
そこで今回は北九州でも随一の梅の名所である「三岳梅林公園」を紹介していきます!
目次
基本情報
名称:三岳梅林公園(みつたけばいりんこうえん)
住所: 福岡県北九州市小倉南区辻三307
電話番号:093-582-2789(北九州市みどり・公園整備課)
営業時間:終日
定休日:無休
三岳梅林公園の入園料金は?
三岳梅林公園の料金は無料です。
三岳梅林公園の駐車料金は?
駐車場は個人経営の物がごくわずかありますが、ここに止める人はほとんどいません。
公園途中の路肩に駐車して現地まで歩くことになります。
三岳梅林公園はいつごろできた?
福岡県北九州市のかつては護聖寺の茶園であった地に開園した梅林公園です。
約1ヘクタールの園内には、約350本の白梅と紅梅が植栽されています。
1928年(昭和3年)の昭和天皇ご成婚記念として、地元の人々が植えたことに始まると言われています。
なので、古い樹になると90年以上の樹齢があると思われます。
昭和54年に公園として整備されたそうです。
梅の見ごろはいつ??
例年ならば、2月下旬から3月中旬にかけてが見ごろになるのですが、今年(2020年)は記録的な暖冬ですので、少し早めの2月中旬から3月初旬にかけてが見ごろになりそうです。
三岳梅林公園の楽しみ方は??
斜面に梅が咲きほこっていますので、上のほうまで登ってレジャーシートを敷いて、眼下に広がる梅を眺めながらお弁当を食べるのが最高です。
大人が梅を観賞しているあいだ、子どもは山の斜面を登ったり下りたり、アスレチックがわりに遊ぶことができます。
いつもは見上げるだけの梅の花を、真横や上から観察できるのも楽しいです。
また、メジロもたくさん飛来します。
チーチーと鳴き交わしながら大好物の蜜を吸う姿に、つい見入ってしまいます。
梅の香りに包まれて食べる食事や、ボール遊びなどをしていると平安貴族の気持ちがわかるような気がします(笑)
ただし、とても寒いので防寒対策だけはしっかりとしていかないと大変です。
特に山間にある公園なので平野部より1~2℃程気温は低めです。
三岳梅林公園周辺の見どころは??
・護聖寺(ごしょうじ)
境内には三十二世玉水和尚の墓がある。
この玉水和尚は森鴎外の交友であり、「鴎外日記」や北九州を代表する小説家・松本清張が芥川賞を受賞した代表作『或る「小倉日記」伝』にも登場してくるため、今でも訪れる文学ファンが多い場所でもあります。
・バチ笠地蔵
護聖寺の門前の道を挟んだ一画にバチ笠地蔵があります。
このバチ笠地蔵は昔話で有名な「かさ地蔵」の話のモデルになったという由来があります。
・筆立地蔵
護聖寺の代々の住職は、寺子屋を開き、読み書き算用を教えていました。
この寺子屋に通う子供たちが、行き帰りに道遊びしないよう、子育て地蔵から思いついたのが筆立地蔵と言われています。
また、字の上達を願って建てられたとも言われています。
・合馬竹林公園
竹をテーマとした展示館や約150種類の竹や笹類が生育する見本園。
竹や笹150種類の竹林展示場や竹製品、竹針の蓄音機、竹のフィラメントを使ったエジソン式電球などが展示している展示館等などがあます。
公園には竹札が置いてあり、俳句や願い事を書いて竹札を梅の木にさげることができます。風に揺られた竹札が音をたて、心地よい音色を静かな山間に響かせて心が癒されます。
さいごに
今回は三岳梅林公園を紹介しました。
2月から3月には梅林で収穫した梅の実を利用した手作り農産品を売る露店が出店し、観梅客で賑わいます。
田舎と言われれば田舎なのですが、自然がいっぱいで風も気持ち良くてとても心地よいところです。
梅の香りとともに心を癒すには最高のスポットです。
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